00の世界を借りて、いろいろ書き散らしています
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5回目の更新です。がんばれ私~!
今お外では雨が降っています。雪の上に雨なんて……道路がスケートリンクになっちゃうよ?
どうかお山の方は雪でありますよーに。だって今シーズンまだ4回しかスキーに行ってないorz
冴えないけれど、たったひとつの 5
今お外では雨が降っています。雪の上に雨なんて……道路がスケートリンクになっちゃうよ?
どうかお山の方は雪でありますよーに。だって今シーズンまだ4回しかスキーに行ってないorz
冴えないけれど、たったひとつの 5
冴えないけれど、たったひとつの 5
オレンジ色のグローブが端末を閉じるのが視界の端に見えた。
「ごめんね、邪魔しちゃって。それじゃ」
「待ってください」
僕は思わず彼を引き留めていた。
「教えてください。……あなたはどうやって、マリーさんを取り戻したんですか」
「マリー?」
「聞きました。ここに来る前はアロウズでモビルスーツのパイロットだったって。あなたとも戦ったことがあるって……それをどうやって取り戻したんですか」
嬉しそうに「アレルヤのそばから二度と離れない」と笑っていた顔が浮かんだ。僕だってルイスに笑って欲しい。あのかわいい笑顔をまたそばで見たい。それには彼女に戦いをやめてもらうしかない。けれど、両親を失って苦しんで、アロウズにまで入った彼女に、僕は一体どうすればいいのかわからない。
「どうって……」顔を赤らめた彼に、僕はなおも食い下がった。
「一体どんな事を言えば、戦いをやめてもらえるんですか。マリーさんとは敵だったのに今は一緒にいられるんでしょう? 僕も好きな人がアロウズにいるんです。どうしたらあなたたちみたいになれるのか、教えてください」
必死に食い下がる僕を、金と銀のまるい目が見下ろした。
別に彼らの事をお手本にしようっていうのじゃない。他人の恋路は所詮他人の物で、なぞったからってうまく行く物でもない。こんな特殊な状況下ならなおのことだ。
だけど混乱した頭が出口を求めていたのか、手近な相手に取りすがっていただけなのか、とにかくそのときの僕は、目の前の人物に答えを要求していた。相当無茶な注文だったと思う。
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