00の世界を借りて、いろいろ書き散らしています
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すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、タイトルはSFの名作
『たったひとつの冴えたやり方』
から。
おそれ多い!
携帯からだと字数制限とかめんどくさいですね~。
冴えないけれど、たったひとつの②
冴えないけれど、たったひとつの②
何ヶ月前になるだろう。あれは確か僕が初めてオーライザーに乗り込み、ルイスと再会した直後のことだ。
僕はとにかく戦いから離れたかった。ルイスに会って今の境遇は僕の本意じゃないこと、彼女をずっと待ち続けてきたことを説明して、彼女に受け入れてほしかった。とにかく僕はソレスタルビーイングとは無関係なんだと知らせたかったんだ。
けれどそれは僕のエゴでしかない。再び過ちを犯すところだった己があんまり情けなくて惨めで、冷たいコックピットの中で泣きむせぶしかなかった。赤ハロが「サジ、ダイジョウブ」なんて言うもんだから余計に涙が出た。
いいかげん泣くにも疲れてたた゛艦内を歩き回っていた僕が無意識に足を運んだのは、メディカルルームの前だった。
「どうしてこんなところに……」
自分で自分に質問しながら部屋に入った僕は、横たわる人影を見てその理由がわかった。そして僕は再生治療カプセルに横たわるイアンさんに近づいた。
to be continued
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